CONSTRUCTION CASES

様々な業種・業界で課題を解決! コムリンクスの構築事例。

─ 構築事例:製造業 ─

製造業

Wi-Wiサービス導入事例 マクセル株式会社

マクセルエントランス
マクセル(ACERA 1010Wi-Wiサービス

複数拠点の無線ネットワークをクラウドで一元管理
端末の多台数同時接続でも安定した無線環境を構築

導入背景

マクセル株式会社( 以下「マクセル」といいます。) は2016年9月にWi-Wi サービスの利用を開始しました。京都本社の情報システム部では各拠点のネットワークを管理していましたが、各拠点の無線アクセスポイントはメーカーが統一されておらず、管理が煩雑になっていました。

日立グループからの独立に伴って、PC 環境の見直しが行われ、端末はSurface※1 への移行を推進することになったため、無線によるネットワークの利用が増えました。各拠点で同じセキュリティレベルを保ち、かつ安定した無線環境を構築する必要があるため、見直しが大きな課題となっていました。

採用の経緯

コムリンクスは日立マクセル時代から長年京都事業所のネットワークを構築しており、無線アクセスポイントを提案していました。マクセルの一部の会議室ではフルノシステムズ製ACERA800ST(自立型)を採用し利用していました。また工場内の工程管理業務もデジタル化を進めており、タブレットを利用するシーンが増えACERA の導入を検討していたところ、コムリンクスからクラウドで一元管理するWi-Wi サービスがリリースされ、これまでに導入した自立型のACERA800ST もファームアップにより管理できること、他拠点で利用しているACERA も管理できること、MAC アドレスフィルタのMAC アドレスも一元管理できることもあり、Wi-Wi サービスを採用しました。マクセルとしてクラウドサービスの利用は、セキュリティ面の懸念から当初考えていませんでしたが、社内のプロキシ経由でも利用できることで導入に踏みきりました。

Wi-WiサービスとACERA

Wi-Wi サービスはクラウドサービスであるため、インターネット接続環境があればどこからでも接続されたACERA を管理することができます。ACERA からはWi-Wi サービスにhttpのプロトコルを使用しアクセスしにいくため、ルーター越え、ファイアウォール越えが可能になっています。SSID やMAC アドレス登録などクラウドサービス側で一元管理でき、ACERAの状態も一覧で確認できるため、障害時の確認や設定変更作業がスムーズに行えます。
ACERA は端末の多台数接続にも強く、-10℃から+50℃までの環境温度にも耐えられるため、寒暖の差が激しい工場内での利用にも適しています。

ACERA1010
会議室に設置されたフルノシステムズ製 ACERA1010

千台を超える無線端末に対し
安定した無線環境を構築

システム構成

2019年8月現在、京都本社のほか東京本社、小野事業所、代々木事業所の無線環境が整備されており、無線の管理は京都本社の情報システム部で行っています。MAC アドレスの管理などはWi-Wi サービスを利用することで一元管理ができており、SSIDも共通化しているため、拠点間を行き来する利用者でも意識することなくセキュリティを担保しつつ、安定した無線環境を利用できています。今後、他の事業所の無線整備も進める計画です。
コムリンクスが提案したフルノシステムズ製ACERA は100 台以上の同時接続にも耐えられるハイパフォーマンスの性能をもつほか、外来波の影響を受けにくくする機能もあり、安定した無線環境を構築する事が可能です。社内では会議も多く、各社員は自分のPC をもって会議に参加する為、会議室では多台数の端末が無線を利用することになります。ACERA はスムーズな会議を進行するにおいても重要な役割をになっています。

ネットワーク構成イメージ図

お客様の声

増田氏
○導入後の状況

導入後は特に大きな問題もなく、安定した無線通信が行えています。端末をシンクライアントからSurface※1 に入れ替えたこともあり、無線環境の整備は大きな課題でしたので、大変満足しています。ACERA は多台数接続にも強いため、大会議室での運用も1 台で賄えるようになりました。

情報システム部
インフラサポート課
増田 悠也 氏

工場現場においても動作温度が他の一般的なアクセスポイントよりも幅広いため、安心して利用できています。セキュリティ面ではMAC アドレスフィルタリングを使用していますが、Wi-Wi サービスを利用しているため、各拠点の端末を一元管理できます。また不具合発生時にはコムリンクス側でもリモートで状況を確認できるため、障害の早期復旧に有効だと思っています。

○今後の課題について

Surface※1は既に各事業所に配布を済ませておりますが、一部の事業所においては無線環境は従来のままです。他メーカーのアクセスポイントがまだ多数あり、すべての無線アクセスポイントをWi-Wiサービスで管理することが今後の課題となります。コムリンクスには引き続き無線環境の構築に協力していただきたいと思っています。

○コムリンクスの印象について

コムリンクスとのお付き合いは長く、これまでも京都本社を中心に主に工場内の幹線工事や、LAN工事を依頼していました。工事後は、完成図面を互いに共有しているので、コムリンクスに問い合わせした時にも話をすぐに理解してもらうことができ、とても助かっています。また短納期の見積依頼など無理難題を相談することもあるのですが、柔軟かつスピーディーに対応してくれます。
当社のネットワークのことも把握されているので、現状のネットワーク構成を基に、リプレース後の構成をまとめたり、配線ルートの提案をいただいたりしています。もしかすると当社の誰よりも京都本社のネットワークはコムリンクスの方が詳しいかもしれません。
無線環境整備についても多数の構築実績があるため、相談してよかったと思っています。コムリンクスとは今後も長いお付き合いをしていきたいと思っています。

※1 Surface はMicrosoft 社のタブレット製品です。

藤本 浩司氏
情報システム部インフラサポート課
課長 藤本 浩司 氏

※記載の内容は2019年8月7日時点のものです。

企業概要
マクセル

マクセル株式会社
設 立:2017年4月
資本金:50億円
所在地:
東京本社)東京都港区港南2-16-2
京都本社)京都府乙訓郡大山崎町大山崎小泉1
ホームページ:https://www.maxell.co.jp/

マクセルホールディングス株式会社の事業会社として2017年10月に営業を開始。日立マクセル時代は国内初のアルカリ乾電池やカセットテープを始め世界初の製品を数多く生み出しており、ニッチな分野でトップシェアを誇る製品を数多く持っています。リチウムイオン電池、車載カメラ用レンズユニット、建材用テープ、美容家電など、「自動車」「住生活・インフラ」「健康・理美容」の成長3 分野を軸としたグローバルな事業領域で社会課題解決 に取り組み、社会に貢献しています。

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